これからの熱処理技術 《第3刷》
新素材開発や先端技術が話題になっている昨今、これからの表面改質技術ではどのように進歩発展を遂げるのであろうか。技術開発をより効率的に推進するためにも、将来の技術動向を予測することがきわめて重要で、先見性が問われる時代になってきたと痛感する。 それぞれの材料や表面処理の特性をよく理解し、どのような特性を必要とする場合には、どのような材料にどんな表面処理、熱処理を組み合わせるかが、きわめて大切である。 池永 勝著(アイエス技術研究所) ●4,800円・A5判・235頁
1-1各種熱処理とその動向 1-2最近の新しい熱処理技術 1-2-1軟窒化とその複合熱処理 1-2-2真空熱処理 1-2-3蒸着熱処理(PVD、CVD) 1-2-4プラズマ熱処理 1-2-5レーザ熱処理 1-3今後の動向
2-1窒化機構 2-2軟窒化処理特性 2-2-1顕微鏡組織 2-2-2窒化深さ、硬さ特性 2-2-3耐摩耗、耐疲労性 2-2-4窒化用鋼 2-3複合熱処理 2-3-1タフトライド軟窒化後高周波焼入れ 2-3-2軟窒化後浸炭焼入れ 2-4応用部品例 2-5今後の動向
3-1真空熱処理の特徴 3-1-1光輝熱処理 3-1-2熱処理変形の減少 3-1-3熱処理後の後加工の省略 3-1-4作業の簡素化 3-2炉の構造 3-3各種熱処理 3-3-1真空焼入れ 3-3-2真空浸炭 3-3-3ろう付け 3-3-4真空焼結 3-4今後の動向
4-1原理と特徴 4-1-1原理 4-1-2コーティング被膜の性質とその評価法 4-1-3適用母材の選択 4-1-4密着性 4-1-5CVDを含む複合熱処理 4-2応用例 4-3今後の動向
5-1原理と特徴 5-2応用例 5-3工具への適用例 5-4今後の動向
6-1レーザ加工の原理と特徴 6-2表面処理 6-2-1変態硬化 6-2-2合金化(アロイング) 6-2-3グレージング 6-2-4表面溶融硬化 6-2-5衝撃硬化 6-2-6軟窒化と変態硬化との複合熱処理 6-3今後の動向
7-1窒素ベースの種類と特徴 7-2窒素ベース光輝熱処理 7-3窒素ベース浸炭 7-4窒素ベース軟窒化 7-5窒素ベース焼結 7-6今後の動向
8-1イオン窒化 8-2イオン浸炭 8-3プラズマCVD 8-4今後の動向
9-1注入イオンの分布 9-2イオン注入の原理と特徴 9-3イオン注入の実際とその効果 9-4今後の動向と課題
10-1被膜による表面復覆法 10-2表面自身の改質による方法 10-3今後の問題点と動向
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