金型鋳造法 《新しい理論と実際》
諸外国の類書にもその例を見ない約200の貴重な機械設計図面と線図を駆使して、金型鋳造法に関する独創的な新理論を展開！
日本語版監修 住友 重信 監修
エス・エリコフほか7名・著・邦訳
●28,000円・B5判・445頁
主要内容
1.金型鋳造の理論的基礎
- 金型鋳造に関する概説：金型鋳造法の特徴/歴史的変遷/金型鋳造の利点とその適用範囲
- 金型鋳造の理論の熱的基礎：熱的現象の役割/薄層波覆金型による鋳造成形の熱的条件/ライニング金型による鋳物成形の熱的条件
- 晶出の特徴：鋳物の結晶構造の制御/晶出理論の基礎/連続的晶出速度に対する過冷の影響/初過冷
- 収縮過程の特徴：収縮の物理的本質/連続的凝固/体積凝固/凝固の一般の場合/押湯要素の選択基礎/鋳物と金属間のすきま形成/鋳物内の応力とひずみ
- 金型の寿命：金型の破壊の形と原因/熱応力/周期的加熱に際する鋳鉄内の変化
- 金型被覆の理論的基礎：被覆の選定と分類/熱物理的性質/熱機械的性質/化学的およびテクノロジー的性質/恒久的薄層被覆/一時的厚層被覆（ライニング）
- 品質と効果ならびにコンピュータの利用：課題の構成/品質と効果の普遍的基準/金型と鋳物の品質の計算式および計算法/金型の品質計算の実例/鋳物の品質計算の実例/鋳物工の熟練度の計算/コンピュータの利用
2.金型鋳造法の一般問題
- 鋳物と金型の設計基礎：鋳物の設計基礎/金型の設計基礎
- 金型の製作と使用：金型の製作/金型の使用
- 特殊金型：理論的基礎/標準化要素による金型/針状金型/粉末冶金法で製作される金型/組立て金型
3.各種合金の金型鋳造
- ねずみ鋳鉄の鋳造：鋳造性/金属の調製/湯口系/金型の準備/熱処理/鋳造欠陥の種類とその防止法
- 球状黒鉛鋳鉄の鋳造：鋳造性/金属の調製/湯口-押湯系/熱処理/鋳造欠陥の種類とその防止法
- 可鍛鋳鉄の鋳造：プロセスの特徴と可能性/鋳物の設計/湯口-押湯系/焼鈍条件と組織の調節/鋳造欠陥の種類とその防止法
- 鋼の鋳造：プロセスの特徴と鋼の性質/湯口-押湯系と鋳込み・テクノロジーパラメータ/鋳造の特殊な場合/鋳造欠陥の種類とその防止法
- アルミニウム合金の鋳造：合金の特性/鋳物の凝固速度の影響/湯口-押湯系/金型の構造上の特徴/金型の準備と鋳込み湿度/金属の調製と鋳込み/鋳造の特殊な場合/鋳造欠陥の種類とその防止法
- マグネシウム合金の鋳造：マグネシウム合金の性質/鋳造の特徴/湯口系・金型の準備と鋳込み/熱処理と鋳造欠陥の種類
- 銅合金の鋳造：合金の特性/プロセスの特徴と鋳物の品質/鋳造の特殊な場合/保護被覆、鋳込みおよび熱処理
- ライニング合金による鋳造：鋳造法の特徴/鋳鉄の鋳造/鋼の鋳造/非鉄合金の鋳造
4.金型鋳造の機械化と生産組織
- 単位置および多位置金型鋳造機：機械化の基本的要求とその方向/定置型汎用鋳造機/定置型専用鋳造機/主要パラメータの計算法/回転テーブル型鋳造機/金型コンベア
- 自動化ライン：普通の金型による鋳造ライン/金型への鋳込みの機械化と自動化/金型への塗型用装置/押湯の切り取りと鋳物の取出しおよび搬送用の装置/ライニング金型による鍛造工程の機械化の特徴
- 生産組織：工場設計の基本原理/工場設計の実例/技術経済指数
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